今回、シャナや悠二は蚊帳の外。
とはいえ物語の重要な転換地点をこういう形式で描くのはある意味無謀ともいえるんじゃないか。
いや、むしろこっちのほうが良いのか?
さて、時は二十世紀。スチーム野郎ことアナベルグと”千変”との戦闘を続けるマージョリー。
戦闘は割愛して、スチーム野郎は存在をぼやかす特性を持ってたりしてマージョリー不意打ちの致命傷。
トーガまで解除せざるを得ない状況に追い込まれて、絶体絶命のピーンチ。
そこへ、何かを決意したユーリィが。
っとまぁそんなところで話を区切り、佐藤たちに話を振る。
「もしも、あんたたちがフレイムヘイズだとして、私に来るなと言われて、でもその私が危機的状況に嵌ったら、あんた達はどうする?」
答えることができない。答えるまでもないと言うかのような二人。
もっとも、原作ではもうしばらくした後に佐藤と田中の進む道を決定的に分かれさせる事件が起こるのだが、まぁもうしばらく後だろうな。
っと。ユーリィの助太刀で窮地を脱したマージョリーは、弱いほうの”徒”、アナベルグをユーリィに任し、自らは”千変”との戦闘を再開する。
まぁ、なんとも女性受けしないような蛾などの虫の大群を伴っての特攻でなんとかアナベルグを討ち取るものの、フレイムヘイズになって日の浅いユーリィはすでに消耗が激しい。
田中は
「スゲーな、そいつ。で、どうなったんです?姉さん。“千変”シュドナイの奴をどんな痛い目に遭わせたんです?」
と期待の言葉を投げかける。
もはや消耗しきった体でも、誰かを助けたいという思いでフレイムヘイズになった彼はそれでも覚悟して千変へ向かっていく。
”千変”とマージョリーはこう着状態に陥っていた。
しかし、”千変”は趣味とはいえ依頼者を殺された時点でもはや目的はなく。マージョリーもうかつに攻め入る余力は残っていない。
しかし、どちらかが引けばどちらかがやられる。そんな状況の中どちらも動けないでいた。
そこへ文字通りの特攻を仕掛けるユーリィ。マルコシアスは命を懸けて挟み撃ちにすれば勝てるかも知れないと言う。
マージョリーが取った決断は。復讐のために、今命をかけるべきではない。
”千変”曰く幕引きのための捨て駒となったユーリィ。あんたは何もしくじっちゃいないでしょと言葉をかけるウァラク。
かくして、水入りに持ち込めた。
イーストエッジの見せに入り、壊れためがねを見せ、事後報告みたいなものとする。
「迷わなかったわよ・・・私は迷わなかった・・・」
復讐のために生きるマージョリーを田中は底なしに強いと言う。だが佐藤は
「逆だろ、バカ!」
と諭す。
悠二は封絶に成功するもその色は!!
殺す、必ず殺す。そのためならどんなものでも犠牲にする。どんな大切なものでも
っと。そんなわけで誰もが物語の主人公になれるわけではない。という感じの物語。
どんなに大切なものでさえ復讐に利用してしまうマージョリー。いやフレイムヘイズとしての弱さ。
ゆえにこそ一緒に連れて行けないと暗に示していると俺は思いましたがね。
それにしてもここでマージョリーの過去話を入れるのはいいのかもしれないな。
悠二の封絶の色とも関係してくるし。
さて、次週はあの男が帰ってくる。といっても初見だが。
ちょっと原作とは場面が違うがまぁ、気にしない気にしない。
やっと清秋際か。パレードとエンゲージリングが見ものだな。・・・・でも、あのシーン書くかな・・・・最近なんか規制が厳しいようだしな・・・
$>