ガリア王ジョゼフの野望を砕くため、ロマリアへの協力を決めたルイズ。しかし、最も危険な役割を担う才人を案じたルイズは、ロマリア教皇の持つ「虚無」の力を借り、才人を元の世界へと戻すことを決意する。
以下ネタバレ含む
前巻で薬を飲まされた才人。
8巻で才人が死んだと聞かされたら死のうとしたほどのルイズは、心ここにあらず。
というか、祈ってばかり。
で、ティファニアに才人についての記憶を消してくれ。と頼む。
そうして聖女が誕生した。
なんというか、見てて痛々しかったな。
才人は寝てる間に6千年前にタイムスリップしてブリミルとなんかやってたけど。
まんまルイズと才人を逆転させた感じでガンダールヴのエルフとブリミル。
というか、今の貴族がマギ族で、平民が戦ってたなんたらって人間じゃねのかな。
使い魔がエルフで、エルフと戦争ってのは皮肉だよなぁ。
で、目覚めると世界扉を開いて返してくれるという。
ルイズはルイズであのゴーレムみたいな機械騎士と戦う。
いくら爆発でも数が多いだろう。聖堂騎士はすたこらさっさと逃げる。
水精霊騎士は、今回いい感じだねぇ。
で、左目にはピンチなルイズ。右目には痩せこけた故郷の母。
どっちを選ぶか。
結局ルイズを選んだけど、拳銃突きつけてたジュリオといい、教皇といい。
胸糞が悪いな。
で、タイガー戦車で出撃さ。
いくら反射でも第二次世界大戦時にその名を知らしめたタイガー戦車の88mm鉄甲弾には勝てなかったか。
向こうの世界じゃ2リーグ(約2キロと思われる)離れればあたらないものなんだなぁ。
おそらくⅡ型だろうから(絵はⅠ型っぽかったが)移動速度というか燃費は最悪だから、ドイツでも敗戦直前の防衛戦が多くなった時期に投入したのが幸いしたという皮肉ッぷりなとろさも、ハルケギニアでは問題ない様子。
そりゃ、主な移動手段が徒歩か馬だからなぁ。
鈍重とはいえ向こうじゃ動くこと自体がおかしい重量だし。
戦車ってのは攻撃は正面から受けるのが一番被害が少ないからな。
避けれればそれに越したことは無いが。
100年前の大砲じゃねぇ。戦車ってのは相手の攻撃は防いで自分の攻撃は有効にする。って盾と矛の競い合いだからな。
同時期にロールアウトした戦車の砲弾を受けきるんだからまぁ当然ちゃ当然だよなぁ。
で、今巻の名言。
「地球なめんな。ファンタジー」
いいね。熱いね。コレが無ければ今巻はいまいちだっただろう。
戦車の弱点はその機動性で、起伏の激しいところとか、遮蔽物が多い場所じゃ身動きが取れないからダメだけど、あけぴろげな平地じゃその威力と重装甲で敵なしだよな。
フルメタでも言ってたしね。
とりあえず、次の巻が楽しみかな・・。
そういえばアニメがもう直ぐ始まりますけど、どう折り合いをつけるつもりなんだろうか。
あんまり期待しないほうがいいな。
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